☆ 思いつき、アイデアあれこれ
NO.1 インスリン注射器について ・アイデア概要 インスリン注射器(ペン)のキャップにデジタル時計(月、日、時、分)をつけて、ラップ機能をつける。 キャップを注射器本体にかぶせると内側のスイッチが本体に押されてONとなり、その時刻で時計の表示が止まる(ラップ表示)ようにする。キャップを外してもとりあえずラップ表示がそのまま保持され、再度キャップを注射器本体にかぶせてスイッチが押されると、新たなラップ時刻が表示されるようにする。このようにすることで前回注射器を使用した日時が一目でわかるようになる。
・メリット及びポイント ・注射を打ったかどうかを簡単に確認できる。
・持続型インスリンの場合、2度打ちの影響が大きいので、この機能のメリットが大きい。
・仮に48時間持続型インスリンが世に出た時は、むしろこういった機能が必ず必要となる。
・構造が簡単で、さほどコストをかけなくても作れる。
・注射器本体側の設計変更が不要。
・患者がボタン等を操作する必要が一切無い。
・使い捨てタイプのインスリン注射器(ペン)でも時計付きキャップだけを使い続ければ注射器(ペン)自体のコストに影響しない。
・思いつき日付 2010年9月22 日
・掲載日付 2010年10月14日
ほぼ、このアイデア通りのものが製品化されたようです。『タイムスリン』という名前でGoogle検索をするとヒットします。

NO.2 ・アイデア概要 サッカーのルール変更、 原則ヘディング禁止。ただしファーストタッチのみを禁止し、セカンドタッチはOKとする。このことで、トラップやバックパスに対しては頭をつかうことができる。違反した場合の扱いはハンドと同じとする。ゴールキーパーは違反にならない。
・メリット及びポイント

・ロシアワールドカップは面白くなかった。フォワード、ディフェンスに背の高い選手をたくさん揃えれば勝ててしまう。フランスやベルギーはまさにそんなチームだった。すばらしいプレーも確かに有ったが、どことなく物足りなかった。セットプレーやPKからの得点ばかりで、絶妙なパス回しや、華麗な足技、豪快なシュートが少なかった。
・ファーストタッチのヘディングを禁止すれば、ゴール前での背の高い選手のアドバンテージが少なくなり、テクニックの勝負になる。
・大迫選手の貴重な決勝ゴールや、岡崎選手のダイビングヘッドが見れなくなるのは残念だが、それでもサッカー本来の足技でのせめぎ合いをもっと見たい。
・脳への衝撃から選手を守ることができる。
・ゴール前でフォアードの足とディフェンダーの頭が衝突するシーンが減る。
・もちろん、頭同士の衝突シーンも減る。

・思いつき日付 2018年7月16日
・掲載日付 2018年7月31日

NO.3 ・アイデア概要 水平対向4気筒のエンジンにおいて、2番と3番のピストンのクランクピンを共有する。
・メリット及びポイント

・近年、水平対向4気筒の自動車用のエンジンは全長を短くするのが課題らしい。特にスバルのCB18型では全長を短くする為にクランクウェブが極端に薄くなっている。2番と3番のピストンのクランクピンを共有して、クランクベアリングを1セット、クランクウェブを2枚減らせば、クランクウェブを薄くしなくても、クランクの全長を短くする事が可能で、クラン全体の強度も維持できる。クランクピンを共有する手法はV型エンジンでは一般的である為、強度面で問題は無いはずだし、水平対向エンジンのクランクウェブにバランサーの機能はそもそも無いので、振動面でも問題は無いはずである。水平対向6気筒の場合は全てのクランクピンの角度が異なる(点火間隔が120°、クランクピンは60°間隔)ため、クランクピンの共有は不可能だが、水平対向4気筒の場合は1番と4番、2番と3番のクランクピンが同じ位置に有る(点火間隔が180°、クランクピンも180°間隔)。1番と4番のピストンは離れているが、2番と3番のピストンは隣同士なのでクランクピンの共有が可能である。
・部品点数が減り、軽量化も可能となる。

・思いつき日付 2022年8月15日
・掲載日付 2022年8月20日

NO.4 ・アイデア概要 札幌ドーム再建計画
・メリット及びポイント

・札幌ドームとは何か
・大幅黒字をめざさない(建設費は返済すべき)
・ペラ芝問題が解決できないのなら野球モードは諦めろ
・過去のバラ色時代のことは忘れろ(甘い夢は捨てろ)

大型施設で利用者がいないのは、飛行機に例えるなら、どこかが故障して飛べなくなってるのと同じ。
故障しているなら、修理するか、現在の価値で他者に譲るか、廃棄して新しい機体を購入するしかない。
あるいは飛行機での移動を諦めて他の交通手段を使う道を選ぶ方法もあるが、いずれにせよ修理せずに放っておくのは維持費だけがかかって何の意味もない。

つまり、利用者がいる状態にしなければいけない。ここまでは誰でも判るが、じゃあどのように修理するのか?
元々、札幌ドームは3つのモードで稼働率を高く保てるように設計され建設された。ただ野球モードについては、ペラ芝問題を解決できなかった事で日ハム移転後、利用者の目処がついていない。また、コンクリートモードから野球モード、あるいはその逆の作業に多くの時間と多額の費用がかかり、このことも球団にとっては負担になっていた。ペラ芝問題とモード変更のコストのこの2点については、おそらく今後もどうにもならないのだと思う。もし何とかなるなら日ハムを引き止めることもできたはず。

ちょっと話は逸れるますが、日ハムがコンサドーレのサッカーの試合の為のモード変更の費用まで負担していたと説明しているYoutubeの動画を見かけることがありますが、ちょっと違うのではないかと思います。札幌ドームのベースとなるモードはコンクリートモードなのだと思う。日ハムは試合前にコンクリートモードから野球モードへの変更費用、試合後に野球モードからコンクリートモードへの変更費用を払っていたのだと思う。これに対して、コンクリートモードとサッカーモードとの変更は、時間も短く費用も少ないのだと思う。実際に作業工程も少なく、単純な移動だけだし、さらに天然芝のステージを屋外に出すという行為には芝の育成のという目的があるので、札幌ドーム側が利用者に対して提供すべき施設を維持する為に行なっているという理屈も成り立ってしまうので、サッカーチームはあまり費用を負担していないということになるのだと思う。全体として見れば、札幌ドームの様々な費用を多くを野球チームが払い、サッカーチームはあまり払っていないということが、巡り巡ってサッカーの分まで野球が負担していたという見方は確かにできますが、コンクリートモードがベースであって、そこから野球モードやサッカーモードへと形態を変えて、さらに戻すという作業において、それらの作業量に差があり、費用にも差があるのというのは妥当だと思う。

話を元に戻して、要するに野球モードは費用が多くかかってしまうの上に『ペラ芝問題』という利用する側から見れば施設の品質の低さがマイナス要因となってしまう。そしてこの2つの問題は解決不可能という結論に落ち着いてしまった。それに対してサッカーモードは芝の品質はいいし、何より日本サッカー協会は陸上トラックのない天然芝のスタジアムが大好きなので、札幌ドームはとても良いサッカースタジアムということになる。元々札幌ドームは2002年の日韓サッカーワルドカップに合わせて作られたので、観客席の傾斜なども含めどちらかと言えばサッカー用に設計されたスタジアムであることには間違いないだろう。

ここからがいよいよ本題で、もし仮に野球モードを諦めたとして、稼働率を上げるためには何をすれば良いのか。答えは『新しいモードを用意する』です。ただこの新しいモードは、あの10億円かけて作った黒いカーテンのことではありません。新たにホヴァリングステージを3つ用意して合計4つのホヴァリングステージを入れ替えて使えるようにします。そのために、現在天然芝のホヴァリングステージがある屋外の円形のスペースを鉄道のターンテーブルに見立てて、その周囲にホヴァリングステージの収容スペースを放射状に4つ確保します。鉄道好きの人であればこの説明だけでピンとくると思いますが、イラストで説明するとこんな感じです。ホヴァリングステージは直線移動はもちろんドーム内では回転もできているので、円形のスペースさえあればターンさせることが可能です。とにかくこのターンテーブル方式が札幌ドーム再建計画の一番の肝です。

これさえ実現できればあとはメリットばかりです。

メリットその1
  ドーム本体には何も手を加えないので費用が安く済む。

メリットその2
 新たに用意するホヴァリングステージは野球のような扇形の競技スペースは不可能だか、長方形内に収めさえできれば幅広く対応可能、例えば、、、

 自転車レース用トラック
 競泳プール
 スケートリンク
 木の床(体育館)
 テニスコート
 サッカーグラウンド(天然芝)
 サッカーグラウンド(人工芝)

メリットその3
  4つのホヴァリングステージは、もし屋外でも可能な競技用にしたのであれば、ドーム外でそのまま一般に開放して使用できる。そして数万人単位の集客が見込めるイベントではそのステージをドーム内に移動すれば、あっという間にドーム競技場として利用できる。

メリットその4
 ホヴァリングステージを屋内競技用にした場合は、そのステージの収容スペースのみ簡素な屋根と照明だけ用意して一般に開放して使用できる。もちろんドーム内に移動すれば、あっという間にドーム競技場として利用できる。

メリットその5
 現在ある屋外の円形部分をドームと反対方向に少し伸ばし円を大きくすれば、放射状の収用スペースを5つにすることも可能

メリットその6
 ホヴァリングステージを複数運用できるということでドームの施設(数万人規模の観客席とドーム屋根)の稼働率はもちろん上げることができ、かつドーム外にある時も一般利用が可能となるので公共施設として存在している役割も果たすことができる。

メリットその7
 競技団体側の立場から見れば、追加されるホヴァリングステージ上に競技用のステージを用意するだけで、数万人規模のスタンドを有するドーム競技場を確保することができる。今現在、そういった施設がない競技種目にとっては大きなメリットとなり得る。競技団体側が数万人規模のスタンドとドームを強く望んでいれば、ホヴァリングステージやその上に設置する競技用設備の費用の一部を競技団体側が負担する可能性もありそう。

メリットその8
 現在サッカー用の天然芝のステージは1つだが、2つ用意すれば芝の育成に余裕ができるので、開催可能試合数を2倍にできる。もちろん利用したい相手がいることが大前提ではあるけれど。あと人工芝グラウンドでも良いというチームに対しては天然芝よりも利用料金を低めに設定して使ってもらうという方法もとれる。

メリットその9
 メリット8と同じような意味合いではあるが、言い方を変えると、各競技の集客力が長い年月ととも変化しても、柔軟に対応することできる。

最後に、、。
是非ともこの動画を札幌ドームや札幌市の関係者に見てほしいですね。
そして最後に2つ言いたいことを言って動画を締めくくりたいと思います。

まず1つめ、
札幌ドームの敷地内に通年型スケートリンクと多目的アリーナの建設予定があるみたいですが、このターンテーブル方式と比べたら愚策としか言いようがありません。だって解決すべきはドームの稼働率の低さなのに、新たに小さな規模の施設を追加してどうするんですか?。ジャンボジェットが故障しているのに修理せずに放っておいて、新たにミニバンと軽自動を購入するんですか?維持費は増えるし、ミニバンと軽自動車なんて他との競合で必ず勝てる特別な優れた点があるんでしょうか?。他に無い圧倒的な魅力の部分で勝負しないと勝ち目はないでしょう。

そして最後に、、。

ターンテーブル方式、ここに辿り着くためにまず札幌ドームの他にない魅力とは何かを考えました。そしてその魅力(競争力)は数万人規模のスタンドとドーム屋根であることは間違いありません。そしてホヴァリングステージの出し入れができることがプラスアルファです。今回このプラスアルファの部分をさらに拡張してプラス3や4にするターンテーブル方式のアイデアを動画にしましたが、そうは言っても一番大事なのは数万人規模のスタンドとドーム屋根があることです。ターンテーブル方式は数万人規模のスタンドとドーム屋根を使いたい対象を広げるためのいわば手段であって、魅力ではありません。対象が広がれば稼働率を上げられる。これ自体は正しい考え方ですが、追加するホヴァリングステージ上に競技用施設を設置したいという希望者(競技団体)が現れなければどうにもなりません。このターンテーブル方式が実現してドーム外での施設の利用者は増えた。でもドーム内で開催するのは相変わらずコンサドーレの試合ぐらいで、新しく用紙したのホヴァリングステージがドーム内で活躍するイベントが全然増えないのであれば、それは数万人規模のスタンドとドーム屋根というものに対して需要が無いのだと納得するしかありません。ジャンボジェット機は要らなくなってしまったのです。その時はやはりドーム本体は解体するしか無いでしょう。でもターンテーブルとその周りの施設は利用可能なまま維持できます。損は無いやり方だと思いますが、、、。


・思いつき日付 2024年7月16日
・掲載日付 2024年7月18日